#歌人不動産

タイトルが短歌と化した不動産まわりのことを書くブログです

泣かす気もババロアを買う筋合いもない真夜中の中杉通り


枡野書店! 2012年6月6日開店か?

 

枡野書店の部屋を借りることにしたとき撮影した動画。からっぽだと広い。

 

有名なベーグルっていうベーグル屋さんの跡地だったことは、借りてから知りました。ベーグルは、よしながふみさんの漫画にも登場した店です。

愛がなくても喰ってゆけます。

愛がなくても喰ってゆけます。

 

  

『ショートソング』の企画を一緒に考えた弟子の歌人佐々木あららの実家が近所だというのも、借りてから判明。

ショートソング (集英社文庫)

ショートソング (集英社文庫)

 
ショートソング 1 (ジャンプコミックスデラックス)

ショートソング 1 (ジャンプコミックスデラックス)

 
ショートソング 2 (ジャンプコミックスデラックス)

ショートソング 2 (ジャンプコミックスデラックス)

 

  

近所の谷川俊太郎さんが予告なしにいらっしゃったときの動画もあります。


あらら文庫PV

 

タイトルにした短歌は、中杉通りにあるシュガーローゼという、真夜中にあいているケーキ屋で詠みました。

シュガーローゼ 本店 〜季節の果物たっぷりのケーキが人気。深夜まで営業しているパンとケーキのお店 |

 

新高円寺にあるメルベイユっていうケーキ屋さんは昔、枡野書店の場所にあったんだそうです。店名も、枡野書店の建物「白い家」オーナーさんの旦那様が命名したとの噂。

みかんブラン発祥のお店:洋菓子店メルベイユ

 

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 ▲最近の枡野書店。毎週月曜15時から22時まで佐々木あらら店番の「夜の図書室」。

 

わけもなく家出したくてたまらない 一人暮らしの部屋にいるのに

 

ああそうだ、このブログの最初に書いてもいいくらいのことを忘れてました。私は昔、 CHINTAIのCMに出たことがあるんですよね。テレビCM、ラジオCM、駅貼ポスターなど。主演は加藤あいさんです。


CHINTAI CM 加藤あい _10

 

嘘みたいでしょ。自分でも普段は忘れてるんですよ。昔は自己紹介のときに自分で言ったりもしてたんですが、「そんなことを自分で言う人は嫌われる」(要約)と歌人穂村弘さんに直接おしえていただいてから、あまり言わなくなりました。なんで嫌われるんでしょうね、単なる事実なのに。うらやましいからなのだろうか。私は失礼ながらCMに出るまで加藤あいさんを存じなかったのです。今はファンです。

穂村弘の、こんなところで。

穂村弘の、こんなところで。

 

▲その穂村発言が載っている対談本です。近影はアラーキーに撮っていただいた。 

 

そのCMで公募した「いい部屋みつかっ短歌」を一冊にまとめるにあたって、そのままではだれも読まないから初心者向けの短歌入門書として仕上げたのが以下の本です。「部屋探し」「引っ越し」に関する短歌ばかり百首も紹介してあり、技術的なちがいをくらべるのにぴったり。実際役に立つ入門書になったと思っていますが、「部屋探し」「引っ越し」に関する短歌ばかり載っている、と不満をもらす人が多いのはなんでなんでしょう。最初からそういう本だと明記してあるのに。 

一人で始める短歌入門 (ちくま文庫)

一人で始める短歌入門 (ちくま文庫)

 

▲この本でイラストレーターの後藤グミさんがメジャーデビューしました。

 

一人で始める!  小さな不動産屋

一人で始める! 小さな不動産屋

 

▲流れで、こんな本も発見。 未読。

 

 

 

CMに出てから十年以上たって、CHINTAI主催のトークイベントに「本と雑談ラジオ」を呼んでいただいたりしました。週刊だったCHINTAI、今は月刊だそうです。

booktalkradio.seesaa.net

 

トーク当日の、CHINTAI編集部のツイートがこれ。

 

そうなんですよねー。内見した部屋の感想を長々とレポート用紙に書いて、FAXで不動産屋さんに送っていました。正直、やばい人ですね。今はそんなことはしませんが、ブログには書くかもしれません。

 

阿佐ヶ谷の枡野書店の建物は白い家っていう名前です


南阿佐ヶ谷の「白い家」に来てみませんか?

 

この部屋は、仕事場である枡野書店のななめ上に位置します。2017年現在は入居者がいらっしゃるので、お問い合わせは受け付けておりません。

 

こういう動画を自主的に撮ったりする性質を活かして、そのままユーチューバーになればいいのにと思ったりもしますが、機材の扱いが一人でできないのがネック。

 

私の動画で入居者が決まったわけではないということは明記しておきます。

 

うちの物件を動画で紹介してほしい、という仕事の依頼があったら面白いな。ただし、いいと思えないところをいいと言ったりはしないので、どうぞよろしくお願いします。

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 南阿佐ヶ谷の仕事場、枡野書店の前に立つ歌人。今は店の前には駐輪禁止です。

 

 

 

愛のことはもう仕方ない

愛のことはもう仕方ない

 

 枡野書店での日々を書いた本。

不動産関連本を読んでます お金のことがよく書いてある

 

 

というツイートがありました、ありがとうございます。

 

友人のアパート経営を手伝うにあたって、結構たくさん不動産関連本を読んでいます。古泉智浩さんとのPodcast「本と雑談ラジオ」で、不動産本の話をしてるのは、これとかですね。  

booktalkradio.seesaa.net

まずは100万円で一等地の空き家を買いなさい

まずは100万円で一等地の空き家を買いなさい

 

▲これが最初に紹介した不動産本です。加藤ひろゆきさんはカリスマ的存在みたいだ。

 

なお、友人が管理している木更津のアパートに関しては、ここにも書きました。

note.mu

 

 その後も引き続き不動産本にハマっていきます。

booktalkradio.seesaa.ne

地元のボロ木造物件を再生して「家賃1500万円」を稼いでいます! ~首都圏でも手取り利回り25%

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 ▲これが引き続き紹介した不動産本。著者は加藤ひろゆきさんの後輩的存在らしい。

 

 

 

いい不動産関連本がありましたら、読んでみたいので、是非おしえてください。

 

 

 

以下は最近買って、これから読む本。 

「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街

「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街

 

f:id:masunobooks:20171119011043j:image感想は忘れたころに、また。

 

 

 

その家は「死なないために」つくられた つくったかたは亡くなってます

 

死なないための、というテーマを持つ家の内見に行きました。

 

ここは昔、完成したころに作家の保坂和志さんたちと大勢で見学に行く予定だったのですが、私が当日に体調を崩して欠席したんですよね。住所は三鷹ですが、武蔵境からタクシーに乗りました。あいにくの雨模様。

 

 

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▲床は大人と子供の土踏まずに合わせて、大きく小さく波打っています。

 

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▲内側が青いカプセルみたいな部屋は、中にいると落ち着きます。

 

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▲シャワーのみ湯船なし、トイレのしきりが布、オール電化、などは好みが割れそう。

 

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▲畳の下に収納が。天井に色々ぶら下げされます。

 

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▲エマニエル夫人のような椅子。ハンモックも設置できそうです。

 

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▲まるい畳は、複数で座ると、自然と「円座」に。

 

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▲ビー玉が埋められた門。一緒に行った友人が、とても気にいっていました。

 

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▲共有部分もカラフル。ここまでの写真はすべて友人が撮りました。

 

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 ▲私が撮った外観。有名な家なので、写真はご覧になったことがあるのでは。

 

www.realtokyoestate.co.jp

 

twitter.com

 

私はR不動産経由ではなく、直接スタッフのかたに予約しました。

 

昔ある作家のかたと見学に来る予定だったんですよと話したら、スタッフのかたは保坂さんたちのことをよく覚えていらっしゃいました。私の仕事場「枡野書店」にもいらっしゃったりする谷川俊太郎さんは、この家の作者である荒川修作さんと交流が深かったようです。

 

友人たちとシェアできないかと思って見学し、皆それぞれ面白がってくれたのですが、都心へのアクセスがネックで、残念ながら借りるには至りませんでした。部屋の中で毎日こもって考えごとをするような仕事には向いている気がします。実際に部屋を利用されているかたの実感として、冬は床のコンクリートが冷たく感じるので、補助的にストーブなども利用しているとのことでした。逆に夏は快適そうです。

 

数日単位で貸し出しをする部屋もあるので、興味あるかたはぜひ。

www.rdloftsmitaka.com

 

 

 

おまけ。

僕の好きな保坂さんの本。

季節の記憶 (中公文庫)

季節の記憶 (中公文庫)

 
もうひとつの季節 (中公文庫)

もうひとつの季節 (中公文庫)

 

 後者は続編だが独立して読めます。変な自由律俳句が出てくるところで爆笑。

 

 

谷川さんの本、枡野浩一の短歌も載せてくださっています。

詩ってなんだろう (ちくま文庫)

詩ってなんだろう (ちくま文庫)

 

 

 

 

 

歌人不動産は歌人が不動産について綴ってみるブログです

 

衣食住のうち興味があるのは住くらいなんですよね。

 

服は十年以上前に買ったやつを今もよく着てます。テレビに出るときは服飾デザイナーの友達に借りたりしてる。自分で着たい服とかないので言いなりです。着たくない服は一応あります。作務衣です。作務衣を着ろと言われてテレビ出演を断ったことがあります。『君の鳥は歌を歌える』参照。 

君の鳥は歌を歌える

君の鳥は歌を歌える

 

 ▲角川文庫にもなりましたがマガジンハウス版のほうが入手しやすいかもしれません。

 

 

 

食事のことを考えるとテンションが下がります。好きな差し入れは缶入りの「飲む」カロリーメイト。時間がないとき食べるものを考えなくて済むのが楽なんです。

 

まあ好きな食べ物は一応ありますよ。湯葉ババロア枇杷です。ババロアは自分でもつくります。ババロア研究家としてTBSラジオにも出ました。関連絵本もつくりました。

ババロア情報 (@a_re_ta_be_ta_i) | Twitter

あれたべたい

あれたべたい

 

 

 それらにくらべると、住むところには結構こだわりがあるかも。

 

たとえば2003年には家について語り合う電子掲示板「家」をやっていました。

電子掲示板「家」のパスワード、200円。|枡野浩一|note

 

今年、歌人デビュー20周年なんですよ。書くことと、それに付随する活動だけで生計を立ててきたことに自負はあるんですが、紆余曲折ありました。

世界初Tシャツ歌集をつくりたい!『MASUNOTANKA20TH』 - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

 

最近ひょんなことから、アパート経営をしている友人の仕事を手伝うことになったんですよね。詳しくは追々書きます。

「#本と雑談ラジオ」第29回の余談|枡野浩一|note

 

あ、歌人枡野浩一と申します。高校の国語の教科書に代表作が載っています。はてなダイアリーで昔ちょっといやな目にあい、このあいだ出した本でも悪口を書いてしまいましたが、不動産のことを歌人が書くなら、そういうような読者が集まりがちなここが一番だろうと考え、十年以上ぶりに帰ってまいりました。 

愛のことはもう仕方ない

愛のことはもう仕方ない

 

▲この本の、はてなに関するくだりを、はてなブックマークで紹介している人もいました。

 

 

 

はてなといえば先日、あの岩崎夏海さんが私の仕事場、枡野書店に来てくださったんですよ。詳しくはいずれまた。 

『もしドラ』はなぜ売れたのか?

『もしドラ』はなぜ売れたのか?

 

  

ブログって、こんな感じで大丈夫? メルマガも毎日出してるのに、よく始めるなあ、われながら。

#kurukeredo『5000円払った人のアドレスに毎日メールが1年届く』あなたのメールアドレスから枡野浩一(ii@masuno.de )にメールを出し、5000円払うと、2017年9月23日から2...|枡野浩一|note

 

普段はツイッターにいます。

 

どうぞよろしくお願いします。

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書店とは名ばかりの歌人枡野浩一の仕事場、枡野書店。