五反田の病院うまれであることは関係ないが五反田にいる
五反田団@gotanndadan のご厚意で、#MASUNOTANKA20TH のTシャツ歌集(税込3100円)とスウェット歌集(税込7500円)をちゃっかり物販に並べていただいております。短歌の種類とサイズに限りがあります。またの機会と思わず出会いがしらに是非。日曜昼公演の物販コーナーには私もおります。(枡野浩一) pic.twitter.com/kkOubdzj2R
— 歌人 枡野浩一 公式 (@toiimasunomo) 2017年11月24日
西荻窪出身なんですが、うまれたのは五反田の病院で。五反田団の主宰、前田司郎さんも同じ病院うまれだそうです。
▲前田司郎さんのアトリエへ向かう道。
前田司郎さんの自宅兼アトリエは、五反田の工場跡地。窓ガラスとか懐かしい感じでいいですね。古い建物には、今すぐはつくれない魅力があります。新品、新築がいい、みたいな感覚が自分には希薄です。
目黒川、人工の桜が満開でした。
すっきりソングが、かの週刊文春に載ってしまったとのニュースを耳にし、五反田のセブンイレブンで購入。歩きながらページをひらくと、くもり空から雨粒が落ちてきたので、あわてて閉じました。著作権の関係で冒頭部分の写真を三角形に。ブルボン小林さんは、またの名で、芥川賞作家です。(枡野浩一) pic.twitter.com/39wyzYMSLt
— 歌人 枡野浩一 公式 (@toiimasunomo) 2017年11月24日
枡野浩一が帯文を書いた前田司郎作品。帯文を書いたときのことは、以下の記事に。
ほかにも枡野浩一の名前が出てくる小説があります。
私が出演した五反田団の演劇、有料配信中。
追記。https://twitter.com/toiimasunomo/status/934813434100686848
しんかんの 「しらとりくんは てんこうせい」 どうぞよろしく おねがいします
自伝的、って作品紹介に書いてあり、まあ半分そういう要素もありますが、舞台は現代です。主人公というか語り手のイメージは目黒雅也さん。しらとりくんは私自身ですが、すっきりソングの本田まさゆきくんのイメージをちょっと混ぜてあります。
どこが一番自伝的かというと、転校がちだったところですね。住むところや暮らす土地、に私が興味を持つのは、そのせいかもしれません。
記憶は土地につく、みたいなイメージがあるんですよ。その土地を離れると、色々忘れてしまう。幼少期の記憶がほとんどないんです。ほとんどない記憶をふりしぼって書いた、こども時代の短いお話です。
転校生チルドレン、って本を出したいとデビュー当初から思ってきました。『君の鳥は歌を歌える』参照。今、こんなかたちで転校生の本を出せるの、うれしいです。
『しらとりくんはてんこうせい』発売日は偶然、住所を知らない息子が18歳になる日です。うるう年の29日うまれ。私と遺伝的に近いせいで苦労してたりするのかな。万一ここを見たら連絡ください。
赤錆のポストがよくて借りている家賃四万円のアパート
枡野書店は仕事場として借りて、最初は雑貨や古本を売ったりしていました。「テレビブロス」「散歩の達人」「#FIGAROjp_culture」などに取材していただいたりして。
本業で色々あって、芸人活動を始めたりやめたりして次第にまったくオープンできない店になり、生活サイクルが乱れ、枡野書店に寝泊まりしていた時期もあります。銭湯通いでした。
阿佐ヶ谷の開かずの扉「枡野書店」【街活!東京ローカル】第6弾 | Marina Oku
店の近くにアパートを借りることにしたのは、2016年の春でした。風呂つき四万円という破格のアパートの間取り図が、近所の不動産屋さんにずーっと飾ってあり、借りたいけど枡野書店とアパートの家賃を両方払うのは難しいかもと、ずっと迷っていました。私は東京のはずれに実家があり、そもそも仕事場を借りてるのも自己満足ではと言われればそうです。実家暮らしのフリーランスって多いですよ。
自分に合わない仕事を避けに避け、好きなことだけをして暮らすというのが人生のテーマなので、年収が高かった年も低かった年も、生活水準はあんまり変わっていないと思います。
そうこうしてるうちに、色々なご縁のある作家のまついなつきさんが、近所でウラナイ・トナカイという店をオープンしました。
前々から、枡野書店こそが占い師のかた(またはマッサージの仕事をしているかた)にぴったりの空間ではと感じていたので、もしかして枡野書店で占いをやりたいかたをご存じありませんかと、まついさんにメールしたことから事態が好転しました。
詳しくは『愛のことはもう仕方ない』にも書きましたが、そんなこんなで枡野書店を定期的に活用してくださるかたが複数あらわれ、それを機にアパートを借りることにしました。
しかし四万円のアパートを借りるとき、私がまず駆け込んだのは、その近所の不動産屋さんではありませんでした。
つづく。→ 収入が全然ないが借りに行く家賃四万円のアパート - 歌人不動産
泣かす気もババロアを買う筋合いもない真夜中の中杉通り
枡野書店の部屋を借りることにしたとき撮影した動画。からっぽだと広い。
有名なベーグルっていうベーグル屋さんの跡地だったことは、借りてから知りました。ベーグルは、よしながふみさんの漫画にも登場した店です。
『ショートソング』の企画を一緒に考えた弟子の歌人、佐々木あららの実家が近所だというのも、借りてから判明。
近所の谷川俊太郎さんが予告なしにいらっしゃったときの動画もあります。
タイトルにした短歌は、中杉通りにあるシュガーローゼという、真夜中にあいているケーキ屋で詠みました。
シュガーローゼ 本店 〜季節の果物たっぷりのケーキが人気。深夜まで営業しているパンとケーキのお店 |
新高円寺にあるメルベイユっていうケーキ屋さんは昔、枡野書店の場所にあったんだそうです。店名も、枡野書店の建物「白い家」オーナーさんの旦那様が命名したとの噂。
▲最近の枡野書店。毎週月曜15時から22時まで佐々木あらら店番の「夜の図書室」。
わけもなく家出したくてたまらない 一人暮らしの部屋にいるのに
ああそうだ、このブログの最初に書いてもいいくらいのことを忘れてました。私は昔、 CHINTAIのCMに出たことがあるんですよね。テレビCM、ラジオCM、駅貼ポスターなど。主演は加藤あいさんです。
嘘みたいでしょ。自分でも普段は忘れてるんですよ。昔は自己紹介のときに自分で言ったりもしてたんですが、「そんなことを自分で言う人は嫌われる」(要約)と歌人の穂村弘さんに直接おしえていただいてから、あまり言わなくなりました。なんで嫌われるんでしょうね、単なる事実なのに。うらやましいからなのだろうか。私は失礼ながらCMに出るまで加藤あいさんを存じなかったのです。今はファンです。
▲その穂村発言が載っている対談本です。近影はアラーキーに撮っていただいた。
そのCMで公募した「いい部屋みつかっ短歌」を一冊にまとめるにあたって、そのままではだれも読まないから初心者向けの短歌入門書として仕上げたのが以下の本です。「部屋探し」「引っ越し」に関する短歌ばかり百首も紹介してあり、技術的なちがいをくらべるのにぴったり。実際役に立つ入門書になったと思っていますが、「部屋探し」「引っ越し」に関する短歌ばかり載っている、と不満をもらす人が多いのはなんでなんでしょう。最初からそういう本だと明記してあるのに。
▲この本でイラストレーターの後藤グミさんがメジャーデビューしました。
▲流れで、こんな本も発見。 未読。
CMに出てから十年以上たって、CHINTAI主催のトークイベントに「本と雑談ラジオ」を呼んでいただいたりしました。週刊だったCHINTAI、今は月刊だそうです。
第4回読者イベント【本と雑談ラジオin今野書店】はじまってます。雨にもかかわらず会場満席。
— CHINTAI編集部 (@chintai_edit) 2017年8月1日
部屋を紹介してくれた不動産屋に後日部屋の感想を送りつけるという枡野さんのトークに一同爆笑です。#本と雑談ラジオ #chintai
そうなんですよねー。内見した部屋の感想を長々とレポート用紙に書いて、FAXで不動産屋さんに送っていました。正直、やばい人ですね。今はそんなことはしませんが、ブログには書くかもしれません。
阿佐ヶ谷の枡野書店の建物は白い家っていう名前です
この部屋は、仕事場である枡野書店のななめ上に位置します。2017年現在は入居者がいらっしゃるので、お問い合わせは受け付けておりません。
こういう動画を自主的に撮ったりする性質を活かして、そのままユーチューバーになればいいのにと思ったりもしますが、機材の扱いが一人でできないのがネック。
私の動画で入居者が決まったわけではないということは明記しておきます。
うちの物件を動画で紹介してほしい、という仕事の依頼があったら面白いな。ただし、いいと思えないところをいいと言ったりはしないので、どうぞよろしくお願いします。
枡野書店での日々を書いた本。
不動産関連本を読んでます お金のことがよく書いてある
ラジオ番組『本と雑談ラジオ』の不動産情報が面白い。
— 別ミルメ - 新しいモード (@another_mirume) 2017年9月23日
というツイートがありました、ありがとうございます。
友人のアパート経営を手伝うにあたって、結構たくさん不動産関連本を読んでいます。古泉智浩さんとのPodcast「本と雑談ラジオ」で、不動産本の話をしてるのは、これとかですね。
▲これが最初に紹介した不動産本です。加藤ひろゆきさんはカリスマ的存在みたいだ。
なお、友人が管理している木更津のアパートに関しては、ここにも書きました。
その後も引き続き不動産本にハマっていきます。
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- 作者: 上総百万石
- 出版社/メーカー: ごま書房新社
- 発売日: 2014/10/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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▲これが引き続き紹介した不動産本。著者は加藤ひろゆきさんの後輩的存在らしい。
いい不動産関連本がありましたら、読んでみたいので、是非おしえてください。
以下は最近買って、これから読む本。
感想は忘れたころに、また。